人類の火星進出へ! ~火星ローバー Perseverance のミッションと由来~
2020年7月30日、NASAは火星探査ローバー「Perseverance」を打ち上げる。
twitterでも#CountdownToMarsというハッシュタグのついた投稿が多くみられる。それも様々な国のアカウントでだ。
そこで、この、火星探査の幕開けともいえるローバーについて書いていこうと思います。
ミッション
PerseveranceのミッションはNASAの火星探査計画の一部であることは言うまでもないだろう。
遠くの火星の探査は長期間の計画で、Perseveranceの探査はその中でも優先度の高いものだとNASAは言う。
具体的なPerseveranceのミッションは、最も生命のある証拠が出てくることが期待される岩や土壌の核の部分をドリルで掘り出して持ち帰り、それを火星表面の貯蔵庫に蓄えておくというものだ。
将来的なNASAのミッションで貯蔵庫にしまっておいたサンプルを回収することで、火星に生命が誕生する環境があるのか、そして実際に微生物がいるのかについての証拠が得られるかもしれない。
Perseveranceのミッションにはそれだけではなく、火星のより鮮明な姿をとらえることも含まれている。
そのために、23個のカメラと2つのマイクロフォンが搭載されていて、初めて火星での音が聞けるかもしれない。
さらに、火星の大気から酸素を作り出す実験、表面化の土壌の成分の解析、着陸技術の向上、また将来的な有人探査に向けた火星の天気や塵とそれ以外の環境的要因を調べるといった多くの役目が存在する。
こういったことを考えると、火星探査という長い旅のなかで優先度が高いというのもうなづける。
Perseveranceという言葉の意味
「Perseverance」という単語の意味は忍耐だ。
火星探査車の名前は伝統的に公募によってきめられており、
それらは、「Curiosity(好奇心)」「Insight(洞察)」「Opportunity(好機)」であった。
それを見て、「Perseverance」を応募した、当時13歳のAlex Mather君はこれらすべてが人間の持つ固有のものだと気づき、まだ見つかってない人間の特徴は「忍耐」であると考えたのだ。
「忍耐」は、奇しくも、このコロナ禍で我々が思い知らされているもので、これからの長い期間にわたる火星の探査は明るい感情だけではなしえないことであることを感じる。
ただ、「忍耐」することができるからこそ、私たちは壮大な計画をなせるのだとも思う。
まとめ
ここでは、火星ローバーのミッションと由来について書いた。
このPerseveranceの製作には日本人も少なからず関わっている。
火星探査の幕上げをアメリカが行ったことは、他国にとって大きな圧力になるだろう。
あとから探査機を飛ばしても、それはアメリカに協力する形になる。
また、宇宙史が進む瞬間が来ていて、宇宙好きにとって今の時代は最高ともいえるだろう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。