理系大学生の書き置き

理系大学生の書き置き

ただただ日常で得た知識のアウトプットをするブログ

よくいる大学生が日常で得た知識や、考えを書いていくブログです

誰かの挑戦の一歩を踏み出すきっかけになればなと思います

自己嫌悪に誹謗中傷、暗い心に負けないために ー「嫌われる勇気」-

f:id:student_a:20200718184703p:plain

最近も日々、コロナの感染者数がニュースで声高に報じられる中、心を病む人も、逆に前の生活より気楽に感じる人もいるでしょう。

書いている2020年7月18日、三浦春馬さんの訃報が流れました。心からお悔やみ申し上げます。

人の悩みは尽きないものですが、どうすればこれから解放されるのか。

暗い心に負けないために、「嫌われる勇気」からわかる悩みの解決法を紹介したいと思います。

 

 

[目次]

常に「変わらない」という決断を行っている

3つの人間関係と課題の分離

存在するだけで意味がある

 

 

 

常に「変わらない」という決断を行っている

 自己嫌悪するタイプに多いのが、「自分は昔から意見を持ってない、ネガティブに考えしまうからダメなんだ。」と変わらない自分に対して不満を持ち、どうしたら変われるのかと悩みこむ人です。

正直自分もそのタイプだったのですが、この本で印象的な言葉は「人はすぐ変われる」、そして「変わらないという選択を選んでいるだけだ」というものです。

その人にとって、「変わらないこと」が利益になるから変わらない選択をしているのだと。

例えば、普段から人からの誉め言葉をマイナスにとらえてしまう人。

一見何のメリットもないように思えますが、もともとマイナスにとらえていたら、もしその言葉が本当に嘘だったことを知ったときの心の傷を小さくできるというメリットがあります。

自分の嫌な習慣や癖も、思い当たるメリットがあるのではないでしょうか。

しかし、そういった悪く思える部分は一つの「選択」なのですから、いいように「変えられる」というのが、アドラー心理学の考え方だそうです。

そのうえで、次の人間に必須の三つの人間関係と、課題の分離という考え方が必要になります。

 

 

 

三つの人間関係と課題の分離

人間が社会生活を行う中で、三つの人間関係は維持しなければならないと、「嫌われる勇気」では書いています。

その三つが、「仕事」「交友」「愛」です。

この三つはハードルが低い、言い換えるなら関係の深さの浅い順に並んでいます。

もし、「仕事」での関係で躓いた人はニートという形で逃げ、「交友」関係で躓いたなら、一匹狼となる道を選んだりするわけです。

そして、必要な人間関係を乗り越えるために、「課題の分離」という考え方が必要です。

簡単に言うと、「よそはよそ、うちはうち」という考え方です。

自分がどうにかできることと、できないことをしっかりと区別してできることだけ悩むようにする。

言葉にするのは簡単ですが、これは難しいことです。

本の中では、他人にどう思われるか、でさえも他人の課題であるというのです。

自分が何をしても、他人の考えを完全に変えることはできない。自分ができるのは変わってくれるように働きかけるところまでだ。

頭ではわかっても、他人からの評価を完全に他人事とするのは難しいですが、それを理解することによってかなり楽に生きることができるというのです。

ここで、タイトルの「嫌われる勇気」の意味が私はわかりました。

 

 

存在するだけで意味がある

ここまでで、他人の目線を気にしない方法を話してきましたが、もう一つ幸せになるために得なければならないことがあって、それは「自己肯定感」です。

自分は意味があると思うこと、これはいくら自由があっても必要な要素だと書かれています。

簡単に、人が自己肯定感を得られる一番の方法は、他人に「貢献」することです。

また、少し複雑なのが、他人のためではなく、自分に価値を見出すため他人への貢献を行うというところなのですが、そのあと、より革新的なことが書かれています。

それが、「存在のレベルで考えれば人は誰でも役に立っている」という考え方です。

もし、行為だけでしか貢献できないのなら、植物状態の人は自己肯定感を持てないのか、それは残酷な話です。

存在することで貢献していると考えるだけで幸せに近づけると本では記述されています。

 

 

まとめ

ここに書いてあることは「嫌われる勇気」の一部を抜粋したものです。

よりこの考え方を知りたくなった人は本を読んでほしいです。少なからずすくわれるところがあると思います。

ネット社会で、他人からの評価をより気にするようになった今だからこそ、すこしシンプルに考えていけたら気持ちが軽くなるかなと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。