Go-Toキャンペーンは誰得?学生目線で考えてみた。
コロナの影響による観光需要の低下を危惧し、本来よりも早く7月の連休が始まる7月22日以降、Go-Toキャンペーンが始動することが決まった。
このキャンペーンで動くのは誰なのか、この後の感染拡大はだれの責任になるのか。
荒れる状況の中、思うことを書きたい。
今回は目次も何も作らないことにする。
旅行に行く人の責任か駆り立てた者の責任か
青森県むつ市の市長宮下宗一郎氏が、Go-Toキャンペーンでもし、感染拡大が見られた場合それは「人災」だという表現をした。
それには共感をする、ただ、感染が拡大した場合、その場所とそこからほかの場所へ持ち込んだ人が非難を受ける場合が多いように思う。
初期のライブハウスでの感染拡大を受け、各地のライブハウスは少なからず大きな被害を受けた。
ライブハウスで合コンまがいのことをしていたといううわさもあり、彼らが非難を受けるのも無理はないが、ほかのライブハウスは非難を受ける道理はないはずだ。
そのあと、第一波と呼ばれるものが収まり、いまはどのニュースでも「夜の街」の話題で持ちきりだ。
夜の街の営業を無理に止めない政治が悪いのか、行くほうが悪いのかメディアだけでは判断しずらいところだ。
そしてこれから一週間後、Go-Toキャンペーンが開始され、県をまたぐ移動が正当化される。経済を回すために、旅行は控えなくてもよいとも受け止められる。
正直、コロナの状況が何度も報道される中、抵抗もなく旅行するものは少ないだろう。
だが、もう予約してしまったといった理由でキャンペーンにあやかるものも少なくないだろう。
ここからが、自分の持論だが、これから大学生は関東から関西に行くほどの移動はなくとも、それぞれ大きく移動を開始することになるだろう。
各地の大学はオンライン授業でストレスはほかの学生や社会人よりたまっているだろう。
また、車の免許を空いた時間で取りに行く者も周りには多く、各自公共交通機関を使わずとも動くことができる。
何より、バイトに行けている人は、交友関係で金を使わず金が余っている。
これほどの条件がそろえば、旅行に行ってしまってもおかしくないだろう。
実際筆者も悩んでいるところだ。
ここで、一つ問題が生じる。
ただでさえ問題視されているこのキャンペーンに乗じて、大学生を含む20から30代の若者が旅行をし、感染拡大を助長した場合、メディアはだれを責めるだろうか。
現在、検査数が増える中、若者の陽性割合が高くなっていることが注目されている。
「我慢できず若者が羽目を外す」ことほど、わかりやすく悪者にしやすい文言はないのだ。
感染防止の対策をしていなかったなど、旅行者側にも落ち度がある時もあるだろう。
それでも、必ずしも旅行をする若者が悪いのだろうか。
これを機に、余計秋のオンライン授業が確定に近づくには正直不満だ。
そろそろ、大学生として友人と会ったり、教授と研究内容について話し合いたい時期である。
オンラインでは不具合も多いのは散々わかっているところのはずだ。
これを見てくれる人がいるとすれば、それは基本的に自分より年上の人だろう。
そういった人は一瞬でもいいから、若者を非難する前に、同情をしてほしいと思う。
そのあとの非難は仕方がない。
以上で半分愚痴の垂れ流しは終わる。
実際政治の場にもう少し若者の視点は入れるべきだと思う。
少しでも、我々を見る目が変わればうれしい。