理系大学生の書き置き

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次世代のアポロ計画と日本

イーロンマスク率いるspaceX社は2020年5月30日、Covid-19に世界が悩まされる中、民間企業として初の有人ロケットの打ち上げに成功した。

Douglas Hurly氏とBob Behnken氏はISSに無事到着し、船外活動を行っている様子もリアルタイムで地球に届けられた。

大学生の自分が社会人として一番動くことのできる20年にフォーカスして、月を中心とする探査の動向をまとめようと思う。

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アルテミス計画

アルテミス計画とは、聞いたことない人が多いだろうが、NASAを中心として再び人類を月へ送る決意のこもった計画である。

まず、2024年の月面の有人探査を目標とし、その後各国と協力して月軌道上に滞在型の「ゲートウェイ」という新たな宇宙ステーションの建設も予定している。

1969年アポロ計画にて、アポロ11号による人類初の月面探査をはじめとする6回の月面到達がなされたあと、50年間月に足を踏み入れた人はいない。

宇宙開発はトランプ政権から大きく動き出し、今再び月を目指そうとしている。

予定では2020年から段階的に計画を始める予定だが、コロナの影響は無視できないだろう。

また、ゲートウェイ建設計画には日本も含まれている。

もし、今後月での有人探査がメインになるとすれば無人探査機に強い日本の立ち振る舞いが難しくなるだろう。

20年後のことを考えると、一応ゲートウェイは2027年に完成予定となっていて、月軌道基地を経由した深宇宙への探査が考えられるだろう。

2027年は厳しくても、アルテミス計画にはこれまでにない民間の協力が期待でき、30年代に完成することは間違いないと考える。

2040年には火星を視野に入れた有人探査が始まるまたは完了する可能性が高いが、その時代に向けて、宇宙での物資運搬技術や、人工衛星を用いた有人探査のサポートのための技術を我々は考えるべきだろう。

 

 

アメリカ VS 中国

なぜいま再びNASAが動き出したのか、それは中国の宇宙業界への進出があると考えられる。

アポロ計画がロシアに先に人工衛星を打ち上げたことが大きく関係していることは有名だが、ISSスペースシャトルの時代にはなかった中国の台頭が起こってきている。

2019年1月に無人探査機「嫦娥4号」が世界で初めて月の裏側に着陸するなど偉業を達成しているがそれだけではなく、大型ロケット「長征9号」を開発し月への到達を急いでいる。

 また、女性初の月面到達を果たした宇宙飛行士をどちらの国から出すかという戦いも背後にあるとも噂され、今後の動向が期待されるところである。

 

 

 

日本人の月面着陸は?

萩生田文部科学大臣NASAの長官は2020年7月10日、オンラインで会談し、アルテミス計画で日本人宇宙飛行士が月面に降り立って活動するための前提となる取り決めを今後、策定するとした共同宣言に署名した。

これは日本人が月面探査を確約されたものであり、全国の宇宙ファンが震えただろう。

なぜなら、近々に宇宙飛行士の募集が行われるということだからだ。

前回の日本での募集は2008年のことであり、そこで、油井さん、大西さん、金井さんが選ばれた。

宇宙開発に携わりたい自分としても、大きなニュースで、これから知識を蓄える必要があるなと気を引き締めた。

 

 

 

まとめ

アメリカを中心とした宇宙開発はこれから加速していくだろう。

日本も存在感を放ちたいところだが、JAXAより民間の無人衛星の研究が盛んなのが現状だ。

有人探査が当たり前になる時代、宇宙でも地球と同じように、健康問題やエネルギー問題、宇宙での災害などが新しく問題になるだろう。

そこに先に着目することが大学生の使命なのではないかと思う。