理系大学生の書き置き

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ただただ日常で得た知識のアウトプットをするブログ

よくいる大学生が日常で得た知識や、考えを書いていくブログです

誰かの挑戦の一歩を踏み出すきっかけになればなと思います

いまさら聞けない高校では学ばなかったプレゼンのコツ

いまだからこそプレゼンの勉強をする

今どきの大学生、社会人はPowerPointといった資料作成ソフトを使いこなすことも重要だと思うが、それに加えて、わかりやすいプレゼンに関する知識が欲しいように思う。

理系の人間だからと言って単調なポスターや研究のプレゼンをしている時代は終わってきていて、TEDなどを見ればわかるが、多く最先端の研究者は文系的なスキルを当たり前に持っている。

コロナ(2020年現在)の時期だからこそ、顔を合わせない発表という新しい形も生まれた。そんな中で、自分の思うプレゼンでうまく相手に伝えるためのコツを書いておこうと思う。

 

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 シーンで文字と画像の量を分ける

一言にプレゼンといっても発表をする相手と場面によってもちろんスライドの作り方は考えなければならない。

例えば、社外のイベントで一般の人に商品の内容をプレゼンするときの資料と、社内や取引先の相手にするプレゼンの資料とでは内容は大きくことなるだろう。

それは、相手が求めている情報すでに持っている知識量が異なるからだ。

一般の人に具体的な部品や機能のことを言っても伝わらないし、専門の人間に概要だけしゃべっても説得力がない。

なので、カジュアルなプレゼン(前者)ではスライドに乗せる文字を少なく、端的な画像やイラストで表せると伝えやすい。

一方、フォーマルなプレゼン(後者)ではスライドには正確な情報を簡潔に乗せるべきで、画像より表やグラフを的確に使うことで説得力が増す。

ここで、注意しておきたいことが、スライドに書いてある内容と話す内容は基本的に一致させないほうが好ましい。

なぜなら、その二つが一致したプレゼンを考えよう。聞いている側の視線はすべてスライドに向けられてしまう。字幕を追う感覚に近い。それであれば発表者はいらないのだ。

同じ内容でも、スライドでは一言にまとめて具体例を口頭で示すなど、スライドと発表者、3:7ぐらいの比率でみてもらえるようなプレゼンにすると、つまらない顔はされないはずだ。

あと、これをすることで、棒読みでロボットのようなプレゼンをすることを防ぐこともできる。

 

話すときに抑揚を意識する

 あたりまえの話と思える人はそれでいいのだが、どうしてもなってしまうと愚痴をこぼす人がいる。その考え方は間違っていると思う。

抑揚は自分が文を考えるときに必然的に考えるものだ。なぜなら、伝えたい内容とそれをわかりやすく、詳しく説明する追加情報の二つで文は本来構成されているはずだからだ。

普段の何気ない会話は別として、プレゼンの場合何が言いたいかを明確にすることは重要である。ここは思うと文末をごまかさない。

これができていない、または理解しきっていないから平坦な話し方になってしまうのだ。

総理大臣を例に出すのはどうかと思うが、明らかに他人が作った文を読むときどうしても平坦に話しているように聞こえるだろう。あれは形式が重要で内容が重要ではないからだ(と思う)。

しかし、少し意識するだけで伝わり方も大きく変わってくる。うまい人はプレゼン全体で緩急をつけ、聞いている側にとって話を聞きやすいリズムを作り出している。

 

思考の流れを再現する

これは一番自分でも難しいところで、英作文の時にハンバーガーの構造で教わることの多い、主題ー論拠ー結論の流れは普段ものごとを考える流れに沿っているため、内容が入ってきやすい。だからこの流れをどんなプレゼンに対しても作ってほしいというものだ。

これは実際に自分が見たポスターの例だが、電子部品を製造する企業同士がポスターセッションする場に出たとき、商品の利点や画期的なところのみを説明するところよりも、商品を作る目的やそのうえでの課題、そしてその会社の解決策と、制作する段階での構想まで話していた発表のほうが圧倒的に頭に入りやすかった。

もちろん、目的といった部分が既知であれば、多くの時間を割く必要はないが、話の流れとして触れておくことはとても重要だと思う。

 

まとめ

ここまでで、今回のアウトプットは終わりだが、これらのことを気を付けたうえで、もちろんプレゼンを作った後他人の目を入れることは忘れないほうがいい。思わぬ誤字や論理の破綻に気づけると思う。

この記事すべてを鵜呑みにするのではなく、自分なりにかみ砕いて、少しでもいいプレゼンに近づけたならうれしいです。